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2005年 07月 22日

鈴木理策「海と山のあいだ」他

 銀座に出て,資生堂ギャラリー「mini-max」展を見る.何にかの合同展であったが,
 HONG-CHUN PARKの35ミリのベタ焼きを写真を、1万枚(縦100枚×横100枚)並べて貼りこんだ作品にはびっくりした.
 次にギャララリー小柳の鈴木理策「海と山のあいだ」を見る.山道でピントを浅くして撮った一枚の写真に惹かれた.サント=ヴィクトワール山の作品でも山道でピントを浅くして撮ったものがあってこれも気に入っていた.空間のなかに,一つの平面が浮かび上がってくるそんな感じが魅力的である.
 最後に,INAXギャラリー2で行われていた下道基行 展 -戦いのかたち- を見た.全国に残る戦争の跡,砲台の礎石,格納庫の跡,(残骸というべきか)を撮った写真群.私の住んでいる三浦半島では,逗子の披露山公園のサル山(=砲台の跡),剣崎の砲台の跡の写真があり,とても興味深く見た.戦争の跡を,倉庫や住宅、サル山等に変えてしまうたくましさもすごいと思うが,戦争のことを簡単に忘れて行くのも人間なのかもしれない.

by norio-machida | 2005-07-22 03:17 | 展覧会へ

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